人が動かない、組織が変わらない。どこに問題があるのか
これまで約15年間、経営コンサルティングファームで企業向けの経営コンサルティングに携わってきた中で私たちが感じてきたことは、大小を問わず実に多くの企業で「人」や「組織」に対して悩みを抱えているということです。
経営トップが意図しているように人や組織が「動かない・変わらない」といった苦悩です。
昨今、企業は戦略や方針、会社の仕組みをどう作るかというところより、作った後にそれをどのようにして組織全体に浸透させるか、うまく運用し成果をあげていくかに骨を折られているようです。
経営コンサルティングの対象領域では、『チェンジマネジメント』と呼ばれる分野です。
戦略に沿った形でマネジメントを変え、組織・人材・行動を変えていこうというものです。
しかし、対象とするものが目に見えにくく、また一人ひとり個人の行動をベースとすると範囲が広く、変化に時間もかかるのがおおきな課題です。
課題を「見える化」して、PDC
目に見えにくいものを対象にするには、まず可視化する事が重要になります。
私は経営コンサルタントとして、「よい処方箋は、的確な現状把握・診断がなければ描けない」と考えていました。
そのため、企業を変革する際に現状を把握・診断する可視化ツール及びその活用方法に関心を持ち、取り組んできました。
2000年に「組織の遺伝子」「企業風土」を分析する診断ツールの設計・開発プロジェクトに参画し、診断ツール開発。
その後ソリューションの責任者として多くの企業で、同ツールを活用した組織診断や従業員意識調査を実施。
その診断結果を基に「組織の活性化」「従業員のモチベーション向上」「戦略やビジョンの浸透」等をご提案し、成果をあげることができました。
課題を見える化することで、目標とそこへ至る工程が共有化できるようになるとともに、組織や人を科学的に取り扱うことで、PDCのサイクルにのせてマネジメントすることが可能になるのです。
成果・業績をあげる人と組織へ成長、変革
多くのコンサルティング・プロジェクトを通じて、組織診断を活用した可視化の重要性と、活用の幅の広さ、ポテンシャルを強く認識しました。
しかし、この種の調査が持っているポテンシャルに比べると、まだまだ活用度が低いのではないかと感じていました。
私たちが感じている問題点は、大きく以下の3点です。
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【問題点 1】
調査・診断結果から十分なメッセージを得られないケースが多い(分析不足、解釈が困難) -
【問題点 2】
調査・診断結果を理解したとしても、その後のフィードバックやアクションが乏しい -
【問題点 3】
調査・診断の機会を改革のチャンスとして最大限活かしきれていない
このような問題意識を踏まえた上で、「人や組織」の調査・診断を考えておられる企業様に「成果・業績をあげる組織作り」、「従業員満足度やモチベーションの向上」のお役に立つご提案をさしあげたいと考えています。