顧客企業紹介(マネジメントベースから)
T社様は、某一部上場企業のグループ会社として、油圧機器・精密部品業界で活躍する関西地区に拠点を置く製造業です。
日・米・アジアへ製造拠点を持ち、主力製品において、国内シェア80%、世界シェア50%の実績を誇るエクセレントカンパニーです。
以下、T社 ご担当者様談
実施前のニーズ
近年、経営環境を取り巻く大きな変化があり、また、事業の拡大期にもあたるため、組織の強化、個人のモチベーション向上が不可欠であると考えておりました。
課題を検討し取組むために、「働きがいのある職場づくり活動」を発足させ、その一環として、今回の診断をお願いしました。
このような調査が初めてだったこともあり、まずは現状を正確に把握することに重点をおきました。
じっくり現状について把握した上で、その先の対策なりについて考えることを予定していました。
実施にあたり、特に「自社の位置づけを客観的に把握したい」ということと、「自分達の現状の問題意識について分析したい」という二つの要望をお伝えしました。
後者の問題意識では、戦略や方針の理解・浸透度、最近の変化に対する従業員の捉え方、人事ローテーションの運用等について把握し、多面的に検証したいと考えました。
実施後のご感想
事前にこの調査を通じてやりたいと考えていたことはほぼ達成できたと思っています。
進め方についても、事前に経営トップ層のインタビューを実施するなど、経営層のニーズに対してブレのない形で有効な調査設計ができたと思います。
ただ一点だけ、回収率が90%に達しなかったのは残念でした。
対象が正社員だけでなく派遣・パートさんも含めたことや工場では夜勤の方もいること(それなりに検討・工夫しましたが)などが影響し、目標に届きませんでした。
次回への課題ですね。
今後について
診断結果については部長層以上の幹部社員へフィードバックを実施して頂きました。
この幹部社員クラスを対象に、今後について一緒に考えていく場が持てればよいと考えています。
また「働きがいのある職場づくり活動」のスケジュールに沿って、各種取り組みについての具体的に検討し、実施していきたいと考えています。
後日談(マネジメントベースから)
T社様の場合、診断結果からも成長企業ならではの勢いが感じられました。
そのような中いくつかの課題が発見され解決施策の方向性を提示させて頂きました。その後は、部長層主導での改革に取組んでおられます。
診断終了数ヶ月後に頂いたご連絡によりますと・・・
「その後、いろいろと施策を続けており、 相変わらず、バタバタとしております。先日の飲み会での会話ですが、 経営者、幹部を対象にした説明会の評判が、 特によかったです。親会社では、グループ間の調査結果の比較を 行なったりしているようです。 また何かございましたら、お願いするかもしれませんので、 よろしくお願いいたします。」とのことでした。